ウィルグループ(6089)は来期がアレ。

株日記
05 /31 2018
本日(5/31)の日経平均株価:22201.82(+183.30)

今日の日経平均は3日ぶり反発。昨日の欧米マーケットの反発を受けて上昇という流れでした。ただ、為替がやや円高気味だったこともあって上値は限定的でした。



今日の注目銘柄:ウィルグループ(6089)

【基本情報・指標】
市場:東証1部
株価:1094円
時価総額:241.9億円

PER:17.9倍
PBR:2.9倍
ROE:16.3%
EV/EBITDA:7.7倍
自己資本比率:30.0%
配当利回り:1.7%
優待利回り:0.5%

◇優待内容

権利確定月 3月

クオカード
100株以上 500円相当
200株以上 1,000円相当




【ビジネス】

人材派遣・業務請負などを展開。セールスアウトソーシング、コールセンターアウトソーシング、ファクトリーアウトソーシングが三本柱。

常駐正社員(フィールドサポーター)と派遣スタッフをチームで派遣する「ハイブリッド派遣」が特徴。フィールドサポーターが就業・現場管理のサポートを行い、業務の効率化・顧客のニーズへの迅速な対応、派遣スタッフの不満解消などに効果を発揮する。

中期経営計画では2020年3月期に、売上高1000億円・営業利益40億円を目指す。売上高に関しては1年前倒しで達成予定。



【業績】
ここ数年の業績は順調に増収増益。経常利益率は3%ほどと低め。

5/11に開示された本決算はまずまず。予想より増収増益での着地となりました。今期の予想も増収増益…ですが、利益の伸びがかなり弱い予想。うーん…



【財務】
財務はまずまず。流動比率は150%ほど、現預金+売掛金>負債総額です。借金でM&Aしまくっている割には悪くないですね。



【キャッシュフロー】
CFはまずまず?ここ数期は借入金でM&Aをやっているような状態です。



【配当】
配当はここ数期連続増配中。配当性向3割目処のようです。



【優待】
優待はみんな大好きクオカード。長期優遇もあります。



【チャート】
長期では2016年の終わりから2018年の初めにかけて上昇、その後は下降といった感じ。

ここ5ヶ月ほどは綺麗な右肩下がりの下降トレンド。順調に上値を切り下げています…買いにくい(^^;



【コメント】
リバイバル銘柄としてピックアップ。直近の業績・財務・CFはまずまずと言った感じ。いろいろ投資しているので長期では成長が継続する見通しです。利回りも見れるところまで来ましたね。

個人的にはいい銘柄だと思いますが、やはり期待が先行しすぎたのと、これからの景気の悪化を懸念されて売られているようです。今期は投資で利益が押さえられていますが、中計の最終年度となる来期はそれなりの数字を出してくるかと。ただ、それ以降の見通しを考えると…という感じなのでしょうか。




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プロトコーポレーション(4298)は復活した?

株日記
05 /29 2018
本日(5/29)の日経平均株価:22358.43(-122.66)

今日の日経平均は3日ぶり反落。アメリカが休場のなか、欧州の政局不安でユーロ安が加速。ドル円も円高に振れ、リスクオフの流れとなりました。売買代金は2兆そこそこと引き続き低調。



今日の注目銘柄:
プロトコーポレーション(4298)


【基本情報・指標】
市場:JQS
株価:1547円
時価総額:323.9億円

PER:11.5%
PBR:1.2%
ROE:10.4%
EV/EBITDA:4.8%
自己資本比率:58.4%
配当利回り:3.2%
優待利回り:―


【ビジネス】
中古車情報誌「グー」やウェブ版「グーネット」など自動車関連情報ビジネスが主力。収益柱は広告掲載費。

グーネットの取引社数、グーピットの有料工場などは計画よりもやや遅れてはいるが順調に伸びている。データラインの新車ディーラーへの導入やモーターゲートのアクティブ率も好調。

中期経営計画を下方修正。



【業績】
ここ数年の業績はやや不安定。前々期が底で持ち直してきている感じでしょうか。

5/11に開示された本決算はまずまず。売上利益ともに若干の下ブレ着地でした。特損(減損)で純利益は減っていますが一過性のものかと。たぶん。

今期の予想は増収増益。純利益も戻る予想です。



【財務】
財務は問題なし。現預金+売掛金>負債総額です。有利子負債も多くはありません。



【キャッシュフロー】
CFも問題なし。ここ数年+--で推移、フリーCFもそこそこ出ています。



【配当】
配当は連続増配でしたが前期で途切れました。業績がアレなので仕方ないですね。ただ、依然として高配当です。



【優待】
なし。以前はありましたが廃止されましたね。



【チャート】
長期では以外にトレンドはなく、長らく1200~2000位の大きなレンジで推移しています。

ここ3ヶ月ほどは下降トレンドでしたが、直近で25日線を超えてきています。トレンド転換となるでしょうか?



【コメント】
リバイバル銘柄としてピックアップ。業績は回復傾向、財務・CFもまずまずです。配当も高い。以前のように優待があれば買いたいところですが…。

ちょっと気になるのが、ここは結構強気予想で下方リスクがあること、中計を下方修正していることなどです。指標的には割安感はありますが自動車関係…頼みは利回りと昇格期待くらいでしょうか。



アイドママーケティングコミュニケーション(9466)はバローがアレ。

株日記
05 /24 2018
本日(5/24)の日経平均株価:22437.01(-252.73)

今日の日経平均は3日続落。前夜のダウはプラスで引けたものの、円高の進行やアメリカの関税引き上げなど日本株には逆風が…。



今日の注目銘柄:アイドママーケティングコミュニケーション(9466)

【基本情報・指標】
市場:東証1部
株価:695円
時価総額:94.0億円

PER:13.8倍
PBR:2.7倍
ROE:20.0%
EV/EBITDA:6.1倍
自己資本比率:65.9%
配当利回り:2.6%
優待利回り:―



【ビジネス】
流通小売業への販促支援に関わる企画・提案・デザイン・販促物の製作までを一手に引き受ける「総合型販促支援事業」が主たる事業内容。

流通小売業でのリアル・ネットを含めた販売・PR競争激化により、販促事業に対するニーズも高まっている。当社スタッフがクライアント先に常駐し、コミュニケーションをとりつつ即座に対応可能。トレンドリサーチによるデータベース化、ITを駆使したビッグデータ分析が特徴。

ターゲットとなる流通小売業の販促費の市場は3000億円としており、当社の現在の売上は86億円であり売上拡大余地は大きいとしている。リスクとしてはバローに対する売上が過半を占めていることに注意。



【業績】
4/27に開示された本決算はまずまず。予想に対して小幅ながら増収増益で着地。

今期の予想も増収増益。マーケティング分析やデジタル販促は堅調に推移する見通しとのこと。



【財務】
財務は全く問題なし。現預金>負債総額です。有利子負債も極少。



【キャッシュフロー】
CFは2期分しか見えませんが、+--と安定。フリーCFも出ています。



【配当】
配当もまだ上場後1年ほどなのでよくわかりませんが、15円配が続く感じなのでしょうか。



【優待】
なし。



【チャート】
上場してまだ2年ほどの銘柄ですが、ここ1年ほどは650~750くらいのレンジで落ち着いた動きです。



【コメント】
割安好業績銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFすべて水準以上。PERもまだ15倍以下。本決算での来期予想の開示を受けて四季報オンラインも数字を上方修正しています。次号は見栄えがよくなりますね。

ビッグデータを利用した販促はTVなどでも話題ですし、小売店などがこれから生き残るには必須だと思います。当社のようにマーケティング分析から顧客と一緒になってがっちりやる方式は少なそうなので面白いかも。低時価総額なのも良いですね。買い残がちょっと気になりますが…。


日本モーゲージサービス(7192)は上がっちゃう?

株日記
05 /22 2018
本日(5/22)の日経平均株価:22960.34(-42.03)

今日の日経平均は4日ぶりに反落。前夜のNYダウは大幅高だったものの、為替がやや円高にふれ、高値警戒感から利食いも出たのか伸びはイマイチ。結局小幅マイナスで引けました。マザーズやジャスダックはプラスと小型は堅調だったよう。



今日の注目銘柄:日本モーゲージサービス(7192)

【基本情報・指標】
市場:東証2部
株価:1320円
時価総額:94.2億円

PER:13.1倍
PBR:2.9倍
ROE:22.2%
EV/EBITDA:17.7倍
自己資本比率:14.3%
配当利回り:0.6%
優待利回り:1.4%(100株)

◇優待内容

権利確定月 3月

100株以上 1,000円相当のクオカード
1,500株以上 宿泊優待券1枚



【ビジネス】
フラット35などの住宅金融事業、住宅瑕疵保険、住宅関連事業者向けのシステム開発・コンサルなどの住宅アカデメイア事業の三本柱。

住宅関連事業者へこの3つのサービスを提供するBtoBtoC企業です。すべて住宅金融関連サービスなので、1社に対して販促費をかけずにローンから保険、検査、システムまですべてのサービスを提供できるというモデル。

将来的には住宅アカデメイア事業を成長ドライバーにしたい感じでしょうか。



【業績】

ここ数年は増収増益。経常利益率も2割以上と高まってきています。

5/14に開示された本決算は良かったと思います。予想よりも特に利益面で上ぶれて着地しています。住宅金融はイマイチだったものの、住宅瑕疵保険が好調だったようですね。また、今期予想は大幅な増益となっています。



【財務】
財務はまずまず?現預金+未収金+貸付金で負債総額とほぼ同等。きちんと回収が進めば問題はなさそう?



【キャッシュフロー】

CFは結構バラバラ。金融なのでお金の出入りは色々ありますね(適当)



【配当】
まだ上場したばかりなので配当の傾向はわかりませんが…、今のところ配当性向は1割ほどでしょうか。



【優待】
優待はみんな大好きクオカードです。1500株以上では自社施設の宿泊券も。



【チャート】
去年の夏ごろから上昇トレンド。直近で上げが加速しています。




【コメント】
割安好業績銘柄としてピックアップ。業績はいいですが、金融系なので財務・CFがイマイチ。利回りはボチボチですが…うーん。

分割・分売・優待など昇格サインは出まくりで明言もしています。ただ、財務がアレなので昇格と同時に増資の可能性も?安ければ分売も参加しようと思っていますが、分売までに上がったら見送りかな…。


EMシステムズ(4820)は中計いけそう?

株日記
05 /18 2018
本日(5/18)の日経平均株価:22930.36(+91.99)

今日の日経平均は続伸。為替が1ドル=111円目前まで円安になったのが追い風。ただ、前夜の米国市場の軟調さや週末ということもあって上値は思い展開でした。



今日の注目銘柄:EMシステムズ(4820)

【基本情報・指標】
市場:東証1部
株価:1038円
時価総額:377.3億円

PER:26.5倍
PBR:4.7倍
ROE:7.8%
EV/EBITDA:14.2倍
自己資本比率:72.7%
配当利回り:1.7%
優待利回り:―




【ビジネス】
調剤薬局向けのシステム開発・販売大手。電子カルテなど医科システムも拡大。新大阪の本社ビルでテナントを入れ賃貸収入も。

現状のシェアは調剤システム32%(トップ)、医科システム3%、介護システム0.7%。新中計では、2023年3月までにそれぞれ50%、10%、5%へ引き上げるとのこと。ビジネスモデルも完全ストックのクラウド型へ。

新中計では足元の数期は減収減益予想で、その後売上利益ともに急回復するシナリオ。大型の投資やM&Aはいいのですが、競争の激化や薬価改定などのリスクも多い印象。調剤薬局向けの強みをどこまで生かせるでしょうか…。



【業績】
ここ数年は増収増益傾向。経常利益率は1~2割ほどです。

5/8に開示された本決算はまずまず。予想に対しては利益面で1割以上上ぶれて着地。ただ、4Q単体では前期比マイナスでした。

注目の今期予想は大幅な減収減益。ストックビジネスへの業態転換、最先端技術の研究開発、M&Aなどが理由のようですが…。短期的な株価の下落は避けられないでしょう。



【財務】
財務は全く問題なし。現預金>負債総額です。有利子負債も極少。



【キャッシュフロー】
CFは文句なし。フリーCFも毎期きちんと出ています。投資CFのプラスは賃貸用不動産による収入などなので問題なし。



【配当】
配当はここ数年連続増配中。今期・来期は減益予想なので期待できそうにありませんが…。ただ、財務は良いので増配継続の可能性も?



【優待】
なし。



【チャート】
長期で見ると2015年ごろから上昇トレンド。ただ、直近はかなりボラが大きくなっています。

直近では数日前の決算で窓を開けて下落しています。今はそこから戻ってもいませんが、下げ止まったような形。



【コメント】

リバイバル銘柄としてピックアップ。財務・CFは問題なしですが、今期の業績予想が減収減益…。説明資料でも、来期まで減益予想なのは、今買うには厳しいですね。

また、僕が不勉強なのもあるのですが、中計の目標達成がやや不確かな感じがします。調剤薬局でのシェアの高さが、どこまでほかの分野で生かせるか、進捗を注目しましょう。



アクシーズ(1381)はいろいろあります。

株日記
05 /16 2018
本日(5/16)の日経平均株価:22717.23(-100.79)

今日の日経平均は続落。前夜のNYダウが9日ぶりに反落したことや、米長期金利の上昇が影響しているようです。反面、為替は1ドル=110円台へと円安方向に進んでいますが反応はいまひとつでした。今日は特にマザーズやジャスダックなど新興市場が弱かったですね。



今日の注目銘柄:
アクシーズ(1381)


【基本情報・指標】
市場:JQS
株価:4650円
時価総額:261.2億円

PER:13.1倍
PBR:2.5倍
ROE:18.9%
EV/EBITDA:5.9倍
自己資本比率:81.8%
配当利回り:1.0%
優待利回り:?

◇優待内容

権利確定月 6月

500株以上 自社ブランド商品(鶏肉加工食品)



【ビジネス】
鹿児島地盤の鶏肉生産大手。飼料製造から飼育・加工まで手がける。KFCやピザハットのFCも。

小規模養鶏場の減少と高い鶏肉の需要で、高品質・低コスト化で競争力のある当社はシェア拡大可能では?

リスクは鳥インフルエンザなど病気と鶏肉市況。



【業績】

ここ数年は順調に増収増益。利益率も目に見えて高まっています。すごいですね。

4/27に開示された3Q決算はまずまず良かったと思います。前年同期比で増収増益、3Qだけ比べても同様です。進捗率も80%ほどと上ブレ。



【財務】
財務は全く問題なし。現預金だけで負債総額の2倍以上。還元…。



【キャッシュフロー】
CFは綺麗で言う事無し。ここ数期は+--を維持し、フリーCFも増加傾向。



【配当】
ここ数期は連続増配中。これでも配当性向は1割強です。もうちょっとほしいですね。



【優待】
優待は自社ブランドの食品です。鶏肉ですね。500株からなので注意。



【チャート】
長期では、2014年夏ごろから上昇トレンド。16年に押し目を作って再上昇しています。

ここ半年くらいを見ても緩やかな上昇トレンド。一度大きく上ぶれていますが、反落後も75日線にしっかりサポートされています。



【コメント】
割安好業績銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFとすべて高水準。PERもそこそこ割安です。ただ、配当優待は…。

いい銘柄だと思うのですが、単元価格の高さ、板の薄さ、IRのしょぼさ、還元の少なさ、浮動株の少なさ、特定の株主による株の占有など色々問題はありそうです。難しい…。







加藤バネ男

株主優待や高配当の銘柄が大好き。 薄く広く銘柄を所有し、塩漬けにするのが得意(^ω^)