日本管理センター(3276)は月次がアレ。

株日記
06 /28 2018
本日(6/28)の日経平均株価:22270.39(-1.38)

今日の日経平均は小幅続落。前夜の米国市場が軟調で、東京市場も朝方は大きく下落。後場は為替がやや円安方向に戻したためか反発して引けました。マザーズが大幅安で小型株の好きな個人には辛い一日でしたね…。



今日の注目銘柄:日本管理センター(3276)

【基本情報・指標】
市場:東証1部
株価:1274円
時価総額:242億円

PER:12.2倍
PBR:5.0倍
ROE:41.3%
EV/EBITDA:7.3倍
自己資本比率:45.6%
配当利回り:3.3%
優待利回り:―




【ビジネス】
賃貸住宅一括借り上げ専業。ハウスメーカーではない独立系サブリース企業では借り上げ戸数トップ。パートナー会社は全国約1400社。管理物件の入居率は約9割を推移。

借り上げ戸数の向上とともに、戸あたりの収益拡大に力を入れるとのこと。既存入居者滞納保障・収納代行・メンテナンス・家財保険なども手がける。対象物件をサービス付き高齢者住宅へも拡張。賃貸住宅売買サポートやファイナンスを育成。

中期経営計画「JPMC2019」では2017~19年度で①毎年の利益成長率15%以上、②3年通してROE30%以上、③配当性向40%以上を掲げる。



【業績】
ここ数年の業績は綺麗に右肩上がり。経常利益率も上昇傾向で5%を超えてきています。

5/14に開示された1Qはまずまず。前年同期比でも若干のプラスです。月次は管理戸数が前月比マイナスに転じましたが、滞納保障が伸びていますね。



【財務】
財務は問題なし。現預金>流動負債です。



【キャッシュフロー】
CFも綺麗で+--の期がほとんど。フリーCFも出ています。



【配当】
配当は連続増配中。配当性向は4割ほどと高めです。



【優待】
なし。



【チャート】
長期で見ると2014年ごろから上昇トレンドでしょうか。ただ、ここ3年ほどは停滞感がありますね。

ここ3ヶ月ほどは完全な下降トレンド。今は手出し無用と言う感じです…。



【コメント】
割安好業績銘柄としてピックアップ。長期の業績・財務・CFは言うこと無し。利回りも3%を超えています。

直近の株価の下落は、月次の不調です。管理戸数が減少に転じているのでかなり嫌気されていますね。期末8万戸想定とのことなので、増加が緩やかになっても減少はないとマーケットは思っていたようです。

一応原因はハッキリしていますし、想定より下ブレたのは事実ですが、利益率は上がりそうなので、長期で見れば今は買い場なのかも?しらんけど。


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中本パックス(7811)は意外とアレ。

株日記
06 /26 2018
本日(6/13)の日経平均株価:22342.00(+3.85)

今日の日経平均は3日ぶり小反発。米中の貿易摩擦懸念で前夜のNYは下落。それを受けての東京市場は前場は軟調でしたが、後場は為替がそれほど下ブレなかったためか反発。わずかに前日比プラスで引けました。



今日の注目銘柄:中本パックス(7811)

【基本情報・指標】
市場:東証1部
株価:1771円
時価総額:145億円

PER:14.5倍
PBR:1.3倍
ROE:9.0%
EV/EBITDA:7.3倍
自己資本比率:43.0%
配当利回り:3.1%
優待利回り:0.6%

◇優待内容

権利確定月 2月

100株以上 1,000円相当のクオカード




【ビジネス】

印刷、ラミネート。コーティングなど加工した包装資材関連製品を販売。食品関連が売上の半分以上。

グラビア印刷、ラミネートにおいては競争の少ない薄物・厚物に特化。厚物シート印刷では国内トップシェア。24時間複数の工場が稼動し、短納期で安定した製品供給が可能。

オリジナルPET製品の拡販、アメリカでの事業の伸長が期待される。



【業績】
ここ数年は増収増益傾向。経常利益率は5%ほど。

4/13に開示された本決算はまずまず。ほぼ予想通りの着地で、前年比若干の増収増益となりました。今期の予想も増収増益。想定為替レートは1元=16.5円。



【財務】
財務はまずまず。流動比率は120%ほど、現預金+売掛金+有価証券>流動負債です。有利子負債は少なくはないですが許容範囲。



【キャッシュフロー】
CFはやや不安定か。営業+投資-が継続していますが、フリーCFはイマイチ。直近では設備投資の減少とともに借入金も減少→フリーCFが出るという感じになっているようです。



【配当】
配当は近年増配傾向。配当性向も50%を超えてきています。



【優待】
優待はみんな大好きクオカード。昇格用に新設した感がああり、廃止・改悪が心配な気もしますが…。



【チャート】
2年ほど前に上場してからは一貫して右肩上がり…でしたが、直近で調整中。52週線まで割り込んでしまっています。

ここ4ヶ月ほどは綺麗な右肩下がり。ここ1ヶ月ほどの揉み合いで25日線の上には出てきましたが…。



【コメント】
高利回り銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFともにまずまずと言う感じ。利回りは悪くないです。

利益率が徐々に上がっているのが良いですね。食品向けが多かったり、ニッチな部分を意識していたりと結構手堅いビジネスなのかも?チャートがかなり下降トレンドなのでインは慎重にしたいですが…。






ブラス(2424)は進捗がアレ。

株日記
06 /21 2018
本日(6/21)の日経平均株価:22693.04(+137.61)

今日の日経平均は続伸。前夜のナスダックの上昇や円安などが好材料。TOPIXは下落したもの、マザーズやジャスダックも上昇し、小型にも買い戻しが入ったようです。



今日の注目銘柄:ブラス(2424)

【基本情報・指標】
市場:東証1部
株価:835円
時価総額:48億円

PER:9.0倍
PBR:1.5倍
ROE:16.3%
EV/EBITDA:5.7倍
自己資本比率:38.2%
配当利回り:1.4%
優待利回り:1.2%

◇優待内容

権利確定月 7月

100株以上
・10万円相当の披露宴割引券
※自社店舗で利用可

・1000円相当のクオカード



【ビジネス】
完全貸切型のゲストハウスウエディングを東海地方中心に展開。

全店直営、1チャペル・1パーティ会場・1キッチンのスタイル、ウェディングプランナー一貫性などの強みを持つ。無理な出店をせず、クオリティを維持。ドミナント展開で口コミでブランディングし、長期的な利益を生む戦略。

まだ20店舗ほど、東海4県と大阪のみなので出店余地は大きいが、店舗展開の加速化には慎重。



【業績】
ここ数年の業績は増収増益基調。経常利益率は1割弱を推移しています。

3/14に開示された2Q決算はイマイチ。出店費用や改修工事などでかなり利益が圧迫されています。利益面での進捗率は30%ほど。期末予想の修正はしていませんが、少なくとも今期は厳しそうな…。



【財務】
財務はイマイチ。流動比率は30%ほど。まあ有利子負債はそれほど多くないですし、CFが回っていれば大丈夫かな?



【キャッシュフロー】
CFはここ数年はずっと+-+。フリーCFも出ていません。まだ投資の時期ですね。



【配当】
配当は近年増配傾向。配当性向は1割前後?記念配もありますがどうでしょう。



【優待】
優待はクオカードと自社の結婚式場の割引券。割引券はここで結婚しないと使えないのでアレですし、クオカードは昇格用に作ったのであればいつ廃止されてもおかしくないかな…。



【チャート】
上場後約2年ですが、チャートは下げ→上げ→下げと緩やかに推移。

ここ3ヶ月ほどは綺麗な下降トレンド。25日線にしっかりと頭を抑えられています。



【コメント】
割安好業績銘柄としてピックアップ。進捗率で売られているようですが、直近に開示された3Qは大幅改善。長期での成長はまだ継続しそうです。

今期は出店以外にも改修や人材投資などをしているようで、来期以降に生きるなら絶好の投資機会かも?チャートがまだ悪すぎるので買いにくいのは買いにくいですが…。 






エイアンドティー(6722)は中国がアレ。

株日記
06 /19 2018
本日(6/19)の日経平均株価:22278.48(-401.85)

今日の日経平均は大きく続落。前日の欧米市場の下落に加え、米中貿易摩擦懸念が再燃したようです。為替も円高ドル安方向へ進み、東京市場は大きく下落して引けました。



今日の注目銘柄:エイアンドティー(6722)

【基本情報・指標】
市場:JQS
株価:962円
時価総額:60億円

PER:10.2倍
PBR:0.9倍
ROE:8.7%
EV/EBITDA:7.3倍
自己資本比率:59.6%
配当利回り:2.1%
優待利回り:―




【ビジネス】
病院で使用されるような検査機器・システムの開発・製造・販売・サポートなどが主な業務。トクヤマ(4043)の子会社。

検体検査装置は定期的に消耗品を販売し、検査システムではメンテナンスやカスタマイズなどでストックビジネスになっている。成長著しい中国へも本格的に進出中。

中計は最終年度の2020年12月期に売上120億円以上・経常利益12.5億円以上を目指す。



【業績】
ここ数年の業績は増収増益基調。経常利益率は1割ほどでしょうか。

4/25に開示された1Q決算はイマイチ。前年同期比で減収減益となっています。検体検査自動化システムの発注時期のずれ等があったようです。ただ、半期予想を見ると、上期での減速はある程度予想されてるようなのでそこまで心配することではないのかと。



【財務】
財務はまずまず。現預金+売掛金>負債総額です。流動比率は200%以上。有利子負債もそこまで多くはありません。



【キャッシュフロー】
CFは+--の期が多く、フリーCFも出ています。前期以外は。



【配当】

配当はここ数年は20円固定のよう。配当性向は2割ほど。



【優待】
なし。



【チャート】
長期ではここ2年ほどヨコヨコ。

直近でもここ3ヶ月ほど横。やや上昇トレンドにも見えますが…。



【コメント】
ストックビジネス銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFともにまずまずよさげ。指標的にも割安でしょうか。

中計を信じるなら株価はさらに割安ということに。国内市場が飽和気味な中、中国のビジネスがどこまで伸びるか要注目ですね…。



三精テクノロジーズ(6357)はロボットもあるよ。

株日記
06 /15 2018
本日(6/15)の日経平均株価:22851.75(+113.14)

今日の日経平均は反発。ECB理事会は量的緩和の年内終了と来年夏まで利上げしない方針を打ち出し、欧州株は上昇。米国市場もナスダックが好調、為替も円安方向ということで日本株も上昇して引けました。



今日の注目銘柄:三精テクノロジーズ(6357)

【基本情報・指標】
市場:東証2部
株価:1725円
時価総額:333億円

PER:11.8倍
PBR:1.1倍
ROE:9.5%
EV/EBITDA:7.6倍
自己資本比率:43.3%
配当利回り:1.6%
優待利回り:―




【ビジネス】

遊戯機械・舞台設備の製造大手。劇場やテーマパークが納入先。M&AでアメリカのS&S、オランダのvekomaを子会社化。

遊戯機械は富士急ハイランドやサンリオピューロランド、ハウステンボスをはじめ国内外の多くの有名テーマパークに納入実績。

カジノや2025年の万博が決まればテーマ株として動意する可能性も。リスクは事故や設備トラブル。



【業績】
ここ数年の業績は増収増益…でしたが前期は減収減益。経常利益率は1割ほど。

5/11に開示された本決算はまずまず。前年同期比では減収減益ですが、予想よりは若干プラスで着地。前期はもともと受注の谷間と言うことで本業に問題はなさそう。

注目の今期予想は大幅な増収増益。子会社化したVekoma社の上乗せが大きいですね。IFRSではないので、113億ほどののれんの償却がアレですが…。



【財務】

財務はまずまず。流動比率は200%弱、現預金+売掛金と流動負債がほぼ同額です。直近のM&Aで有利子負債がけっこう増えましたね…。



【キャッシュフロー】
CFはややバラつきがありますね。大型の設備などを扱うので、債権や借入金などが期によって大きく増減するようです。



【配当】
配当は増配傾向ですが、きっちり減配もするようなので、業績もある程度見ているようです。配当性向は2割ほどでしょうか。



【優待】
なし。



【チャート】
長期のチャートでは2014年ごろから綺麗な上昇トレンド

ここ3ヶ月くらいでは上昇トレンド。大きな窓上げ上昇が2回ありますね。1500くらいまで落ちてこないかなー。



【コメント】
業績・財務・CFともまずまず。指標的には割安感あり。今期はMAで大きく業績が上昇する予想です。

MAでのれん償却が結構増えますが、利益はそれなりに出そう。3月の人型ロボットの開示が結構面白かったですね。こういったユニークな企業は人材確保もほかより優位なのではないかと。好きな企業です(買うとは言っていない))



オリコン(4800)の電池はどうなりました?

株日記
06 /07 2018
本日(6/7)の日経平均株価:22823.26(+197.53)

今日の日経平均は4日続伸。前夜の米国市場が好調で為替も円安方向。マザーズやジャスダックもやっと反発、今日は日本株全体に追い風が吹きましたね。



今日の注目銘柄:オリコン(4800)

【基本情報・指標】
市場:JQS
株価:345円
時価総額:52.2億円

PER:11.4倍
PBR:2.2倍
ROE:19.6%
EV/EBITDA:5.1倍
自己資本比率:70.6%
配当利回り:2.9%
優待利回り:―



【ビジネス】
音楽などのランキングデータで知名度大。現在はウェブサイト運営やニュース配信などを行う「コミュニケーション事業」と音楽などの配信サービス「モバイル事業」が2本柱。ほかには「雑誌事業」「データサービス事業」も。

モバイル・雑誌事業はマーケット自体の縮小も相まって業績の回復は難しい。逆にコミュニケーション・データサービス事業は好調で、顧客満足度調査やWEB広告、各種ビッグデータなどはこれからも必要とされる分野として期待。

マグネシウム電池関連の特許を保有しているということでテーマ株として急騰することも。



【業績】

ここ数年は減収減益傾向。ただ、前期・今期と増益に転換しています。

5/9に開示された本決算はまずまず。事前に公表されていたとおり、前年比で増益は確保したものの、予想に対しては売上・利益ともに若干下回って着地となりました。今期の予想は増収増益



【財務】
財務は全く問題なし。負債総額より現預金のほうが遥かに多いです。有利子負債も極少。



【キャッシュフロー】
CFは良い感じです。+--の期がほとんど。投資CFもほとんど定期預金や有価証券関係で、投資も少なくて済む業態のようです。



【配当】
配当は増配傾向。配当性向は3割ほどでしょうか。



【優待】
なし。



【チャート】
長期で見ると2010年ごろからほぼ横ばい。200~500と大きなレンジでの推移でしょうか。

ここ4ヶ月ほどでも横ばい。レンジは320~350。DMAも収束していますし、これから上昇期待も?



【コメント】
割安好業績銘柄としてピックアップ。業績まずまず、財務・CFは問題なし。利回りも高く、単元が安いので買いやすいです。時価総額が低いのもいい。

業態転換中で利益率が急上昇しています。オリコンのブランド力の活用と、衰退事業のソフトランディングがこれからのキーになりそう。電池は…どうでしょう?


MS&コンサルティング(6555)はMSRでESとCSがSPCでアレ

株日記
06 /05 2018
本日(6/5)の日経平均株価:22539.54(+63.60)

今日の日経平均は続伸。前夜のアメリカ市場が好調で為替も円安方向ということで朝方は強い動き。ただ、前日が大幅だったこともあってか徐々に売りに押され、結局小幅高で引け。値下がり銘柄が1100を超え、地合いが良かったとは言い難かったですね…。



今日の注目銘柄:
MS&コンサルティング(6555)


【基本情報・指標】
市場:マザーズ
株価:1130円
時価総額:52.3億円

PER:12.9倍
PBR:1.7倍
ROE:13.5%
EV/EBITDA:7.7倍
自己資本比率:79.5%
配当利回り:1.6%
優待利回り:―




【ビジネス】
外食・サービス・小売業界向けの顧客満足度覆面調査(ミステリーショッピングリサーチ/MSR)が柱。従業員満足度調査や、それらに関した研修やコンサルなども手がける。

MSRでの年間調査数は国内No1。「MSナビアプリ」の導入によりリアルタイムでレポートが閲覧可能に。従業員満足度調査ではのべ51万人の調査実績。産総研と分析手法を共同研究。「働きたい店舗アワード」では前回よりも参加店舗が30倍に大幅増。調査で得られたデータをもとに、顧客満足度・従業員満足度・業績の連動した向上(サービスプロフィットチェーン)の実現をサポートするという考え方。

海外はタイと台湾に子会社。ぐるなび社とも連携。



【業績】
ここ数年の業績は増収増益基調。経常利益率も2割ほどと高いです。

5/10に開示された本決算はまずまず。予想に対しては若干の減収減益で着地でしたが、4Q単体では増収増益です。今期の予想は増収増益


【財務】
財務は問題なし。のれんの大きさは気になりますが、現預金+債権>負債総額です。



【キャッシュフロー】

CFは2期分しか見えませんが、良い感じです。+--でフリーCFも大きいですね。



【配当】
上場したばかりなので傾向はまだ見えませんが、IFRSベースで配当性向2割との記述があります。



【優待】
なし。



【チャート】
まだ上場して半年ほどの企業ですが、チャートは底這いのような形。1000が一応の底っぽい感じですね。



【コメント】

割安好業績銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFすべて良い感じです。指標的にも割高感無し。時価総額小さめ。利益率も高いですね。

四季報予想の20年3月期も良い数字を出しています。受注残も多い。4Q偏重決算。販促支援関連では、こことアイドマ(9466)が頭ひとつ抜けてる気がしてます。知らんけど。



加藤バネ男

株主優待や高配当の銘柄が大好き。 薄く広く銘柄を所有し、塩漬けにするのが得意(^ω^)